車の買取サービスの一つに「MOTA車買取」という一括査定申し込みのサービスがあります。
ラジオでもCMが流れることがあるサービスですのでご存じの方もいるかと思いますが、実際にどの様な特徴があるサービスかまでは把握されていない方が多いでしょう。
そこで今回は、このMOTA車買取の特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。
MOTA車買取の特徴
それでは早速、MOTA車買取の特徴についてご紹介していきます。
一般的な一括査定とは異なる部分も多いので、その辺りを中心に見ていきましょう!
MOTAは買取以外のサービスも展開
まず、そもそもMOTA車買取が何なのかをご紹介しますと、東京に本社を置く株式会社MOTAの事業の一つとなります。
このMOTA車買取は車の買取だけではなく新車購入や中古車購入に始まり、車に関するニュースサイトやカスタム情報、更には旅先での宿泊先の情報なども発信しています。
そのため、運営会社自体が車業界に精通しているので、その辺りはかなり信用できるサービスだと言えるでしょう。
一括査定サービスを展開していることがあるので、
その点はMOTAの買取は安心できますね^^
一括査定だが鬼電地獄は無い
MOTA車買取の2つ目の特徴としては、一括査定特有の鬼電地獄がない点です。
一般的な一括査定はその名の通り複数の買取業者に入力した車の情報を一斉に送信し、受け取った情報を元に買取業者各社が一斉に電話で査定の日程調整などを行う流れになります。そのため、申し込み後は2〜3日は業者からの電話が鳴り止まないという現象が起きがちになります。
しかし、MOTA車買取の一括査定の場合は一斉に車の情報を各社に送信はしますが、そこから電話が来るのは査定額上位3社までという制限が設けられています。
そのため、電話は来るが査定額上位の3社からのみと非常に効率の良い対応が可能となります。
10社から電話きた時点で大混乱でしたね(汗)
最大20社比較ができる
MOTA車買取の3つ目の特徴は、最大20社に査定額を提示してもらうことができ、それをスマホやPCから確認・比較できる点にあります。
2つ目の特徴で電話は3社までとご紹介しましたが、だからと言って査定も3社までという訳ではありません。
前述でもご紹介の通り、査定自体は対象エリア内の各社に送信されますので、各社での査定額を出してもらう事は可能で、その確認も営業マンからではなく自分でWeb上で確認出来ますので、ゆっくりと時間をかけて比較することが可能となります。
ネット完結が可能
MOTA車買取の4つ目の特徴はネット完結が可能である点です。
査定あるあるの1つに、事前査定額は出してもらえるが自宅での現物確認の際に何かと理由をつけられて最終査定額が下がってしまい、ガッカリしてしまうというケースがあります。
その点、MOTA車買取の場合はネット上もしくは電話での最終確認を経て査定額が決まりますので、そういった後から減額されるという事態を回避する事が出来ます。
時間短縮にもなりますしね。
MOTA車買取のメリット・デメリット
それでは次に、上記のMOTAの特徴を踏まえて実際に利用する場合に受けられるメリットや、反対にデメリットになってしまう点などをご紹介していきます。
MOTAのメリット
MOTA車買取のメリットとしては、以下のポイントが挙げられます。
MOTA車買取のメリット
- 電話は上位3社のみ
- 査定額の比較がネット上で出来る
- 比較は最大20社と多い
- より高値を狙いやすい
- 査定額は各社とも申込翌日18時に揃う
従来の一括査定は、査定する業者が多ければ多いほど査定額は上がりやすくなるが、その反動で電話ラッシュが地獄の様になるという諸刃の剣でした。
しかし、MOTA車買取の場合はその電話ラッシュという部分を査定額上位3社からの電話に絞る事で回避しつつ、査定自体はしっかりと多くの業者に行ってもらうことが出来ます。これにより価格競争自体は発生するので、業者同士で査定額UP合戦が行われるので自然と査定額も吊り上がっていく仕組みが出来上がっています。
また、前述でもご紹介の通り、あくまでも3社なのは電話が掛かってくる業者の数であって、査定額の提示自体は最大20社まで対応してくれるので買取額の相場も知ることができ、より売り手側にとって有利な立場に立ちやすい仕組みにもなっています。
MOTAのデメリット
反対にMOTA車買取のデメリットとしては、以下の様なポイントがあります。
MOTA車買取のデメリット
- 手続き方法が業者依存
- 即日対応が難しい
MOTA車買取はあくまでも買取業社の仲介にあたるサービスですので、「査定額の提示」まではどこの業者が査定に加わっていたとしても同一です。
しかし、査定額に納得し売買契約を行なった後の業者とのやり取りに関しては、契約を交わした業者の設定する流れに沿って行うことになります。つまり、手続きの流れ自体はどの買取業者にするかによって変動します。
車の引き取りの際に一緒に提出するのかなど、
そういった細かな点で業者ごとに差が出やすいですね。
また、ご紹介の通り査定額は査定申込の翌日に各社揃いますので、原則として査定申込の当日に車の引き取りまでを依頼する事は出来ません。なので滅多にないケースでしょうが、その日のうちの車を売りたい場合には基本的には非推奨なサービスとなります。
MOTA車買取利用時の注意点
そんなMOTA車買取ですが、実際に利用するとなるといくつか注意点があります。
売買契約後の手続き方法は一貫性がない
前述でもご紹介の通り、MOTAはあくまでも車のオーナーと買取店の仲介を行うサービスです。
そのため、査定後に売買契約を行なった後は、売却先となる買取店ごとに手続きの流れがありますので、ここから先の手続きには一貫性はありません。
こう聞くと中にはヤバい買取店があるのではないかと不安に思われるでしょうが、MOTAのサービスの査定に参加する買取店はMOTA運営が厳選した買取店に限られていますので安心です。
任意項目の入力は必須
MOTA車買取は公式サイトに飛んだのち、簡単な情報を入力します。
そしてその次のページにて、さらに詳細な車の情報を入力することになるのですが、そのページで「任意項目の入力で愛車の買取額UP!」というボタンがあります。
これをクリックすると、更にローンの状況や揃っている装備の入力項目などが出現します。
もちろんここは任意の記入欄ではありますが、査定額を限界まで上げるには入力がほぼ必須と言っても過言ではない項目ですので、面倒くさがらずに入力を行いましょう。
また、車の前後左右に加え、ハンドルやメーターなどの写真を添付できる仕様となっていますので、事前に軽く車を掃除した状態で撮影を行い、その写真を添付する様にしましょう。
廃車には不向き
MOTA車買取は前述の通り、中古車としての販路を確保しています。もちろん他の販路も所有しているでしょうが、表から見える範囲だけで言えばあくまでも中古車に限った販路のみです。
そのため、中古車としての価値がなく廃車になってしまうような車の場合は、MOTA車買取ではまともな金額にならない可能性もあります。とは言え、査定に出して査定額の結果を見てから売買契約を行わなかったとしてもペナルティはないので、一旦は査定に出すことをオススメします。
その上で0円に近い査定額になってしまった場合は、改めて廃車買取に査定に出されることがオススメです。もちろん、廃車買取の中でもしっかりとパーツ単位で価値を試算してくれるカーネクストなどに出す必要があります。
MOTA車買取をオススメできる人
以上の事から、以下の条件に当てはまる方であれば、MOTA車買取はかなりオススメできるサービスと言えるでしょう。
MOTA車買取がオススメの方
- 中古車として価値が残っている
- 複数社の査定額を比較したい
- 出来るだけ高値で売りたい
- 3社までであれば電話対応が可能
一括査定のデメリットを排除しメリットだけを残したこのサービスは、現状では最も理にかなった車の売却方法になりますので、上記の条件に当てはまれば万人にオススメできるサービスといえます。
もし、MOTA車買取を検討されている方がいましたら、この記事が参考になればと思います。