廃車の買取

動かない車の引き取り方法4選。今は基本無料で買値が付く事もあります

何かしらの理由で動かなくなってしまった車を廃車にしようと思うと、当然その車を移動させる必要があります。

しかし自走が不可能な車ですので、別の方法で移動させる必要がありますので、今回は不動車の引き取り方法についてご紹介します。

不動車の種類

引き取り方法についてご紹介する前に、動かない車(不動車)について触れておこうと思います。

というのも、動かない車と一言でいっても物理的に動かせないだけではなく、物理的には動かせるが道路交通法の関係で動かす事ができない場合とで2パターン存在します。

どちらに該当するかによっても引き取りの方法も異なりますので、初めに不動車の種類についてもご紹介します。

事故で動かない車

1つ目のケースは、事故などで足回りやエンジンなどが損傷し、物理的に自走が不可能なタイプの車です。

こういった状態の車は、その後に修理をするという選択肢も無くは無いですが、自走が不可能なほど損傷が激しい場合は新車を購入した方が安くなる事が多いので、基本的には廃車にされる事がほとんどです。

なお、事故で車が動かせない状態になってしまった場合は、一旦は最寄りの警察署が保有している一時保管場所に車が移動されますので、その保管所から日数制限付きで移動する必要があります。

故障で動かない車

2つ目のケースは、故障などで動かせない車です。

この場合は故障の内容次第ではありますが、その場に修理やなどを呼んでその場で修理が完了するものであれば修理費用はかかるでしょうが車は走れるようになります。

しかし、洪水や大雨による冠水などで車はその場にあるがエンジンルームに浸水したことによって車が動かなくなった場合は、廃車にすることになります。

この場合は、普段の駐車場所での動かなくなっている状態ですので、日数的なタイムリミットはありませんが早めの廃車・引き取りが必要になります。

法律上の問題で動かせない車

3つ目のケースは法律、道路交通法の関係で動かす事ができない車です。

車自体に走行能力はあり、問題なく走行する事ができますが、車検が切れていたりナンバープレートが付いていない、自賠責保険に未加入または期限が切れているなどのケースがこれに該当します。

この場合、当然ですが車自体には問題ありませんので、車検に出したり陸運局でナンバープレートの取得、自賠責保険の再加入などの手続きを行うことで再び公道でも走る様にする事ができます。

もちろん不要であれば、そのまま売却やスクラップにして廃車にすることも可能です。

 

4つの不動車の引き取り方法

チェックリスト

それでは、実際に不動車の引き取りが可能な方法を4つほどご紹介します。

もしかすると将来的に新しいサービスが誕生し、引き取り方法が増える可能性もありますが、現状ではこの4つの方法となります。

解体業者に引き渡し

1つ目の引き渡し方法は、解体業者に引き渡す方法となります。

解体業者への引き渡しですので、当然その車はそのまま解体されてスクラップになることになります。

この方法では、不動車ということもあって解体業者のスクラップ工場まで車を牽引もしくはレッカー車で移動させる必要がありますが、解体業者側でレッカー車を所持していない場合は別途レッカー車の手配が必要になるケースもあります。

解体業者への引き渡し費用:0〜3万円(業者によってかなりの差アリ)

ディーラーに引き渡し

2つ目の不動車の引き渡し方法は、その車を購入したディーラーもしくは買い替えを検討しているディーラーに引き渡す方法です。

ディーラーの場合は、レッカー車の手配も代行してくれる事がほとんどですので、手間としては解体業者に依頼するよりも遥かに楽チンです。

その代わり、単に引き渡しだけの場合は無料で行ってくれる事は少なく、費用的な面でやや多めに取られる傾向にあります。

ディーラーへの引き渡し費用:2〜5万円

ただし、新車への買い替え時の下取りの場合は不動車ですので、値引きとまではいきませんが引き渡しに掛かる費用を無料にしてもらえる可能性もあります。

Masa
Masa
正直ディーラーは
交渉次第でかなり変動する可能性が高いです。

修理業者に依頼

3つ目の引き渡し方法は、修理業車に依頼する方法です。

この方法は車が動かなくなってしまったが、修理費用の見積もり額次第では修理して継続して乗ることを検討している場合に使える方法です。

この方法では依頼する修理工場の規模次第でレッカー車の所持・未所持が分かれます。所持している場合はレッカー費用が必要だったとしてもそれ自体にそこまで大きな金額を請求されることはないでしょうが、未所持の場合は一般的なレッカー車の手配料が必要になります。

修理業者への引き渡し費用:数千円〜3万円

この方法の注意点は、修理業者の工場に不動車を持ち込んだは良いが、結局修理で直せないとなると再度レッカー車の手配が必要になりますので、事前に修理が可能かどうか相談しておく必要があります。

廃車買取に申し込む

4つ目の引き渡し方法は、廃車買取に申し込みを行うという方法です。

廃車買取の場合は、基本的に廃車にする車を買取の対象としているため、不動車の依頼も一定数あることを見越してかレッカー車の手配も無料で行ってくれるところが多いです。

それに加えて、不動車であっても車としてではなく鉄資源やパーツとして買取査定を行いますので、場合によっては無料どころか数千〜数万円で買い取ってくれるケースもあります。

もちろん、簡単な修理で中古車としての価値があると判断された場合は数万円〜数十万円の査定をしてくれる可能性もあります。

Masa
Masa
この辺りは、不動車になった理由で
事前にある程度は予想できます。

廃車買取への引き渡し費用:基本0円(場合によっては逆にプラスに)

 

一番お得な引き取り方法

査定額

上記までの内容でほぼほぼどの方法が一番お得な方法かは、恐らくほとんどの方がお気付きでしょうが、念のため改めてご紹介いたします。

廃車買取が一番お得

不動車の引き取り方法の中で、一番コスパが良くてと手間がかからない方法は、廃車買取に申し込むという方法です。

これに関しては誰が見てもそれぞれの引き取り方法の特徴から判断ができるでしょう。

実際、今の時代では不動車を他の方法で引き取りに出している方はほとんどいません。

もちろん、バッテリーが上がったりパンクといったチョットした修理や交換でそのまま乗り続ける事ができる不動車の場合は修理屋に依頼するでしょう。

また、友人知人の関係にあるディーラーであれば、少しお金がかかったとしても付き合いとして依頼することもあるでしょう。

しかしそういった稀なケースを除けば、お得な方法が良いに決まっていますので、大多数が廃車買取に依頼するオーナーさんがほとんどです。

廃車買取のメリット

そんな不動車の引き取りを廃車買取に依頼する方法ですが、当然メリットが複数あります。

廃車買取に引き渡すメリット

  • 車を自宅まで取りに来てくれる
  • 車の引き上げが無料(レッカー車含む)
  • 廃車になる車でも買い取ってくれる
  • 中古車として価値があれば意外と高値になる
  • 廃車手続きも代行してくれる

廃車買取の中でも小規模な業者の場合は、上記のメリットが該当しないケースもあります。

これだけのメリットがあれば、他の選択肢と比較してもユーザー側にどれだけメリットがあるのか一目瞭然でしょう。

買取業者の選択肢が多い

そんな廃車買取に依頼する方法ですが、もう一つ特徴があります。

それは廃車の買取業者の選択肢が多いという点にあります。

これが意外と重要で、依頼できる廃車買取の業者が1社しかない場合、競合がいない事からどうしても買い叩かれてしまい、思った程査定額が伸びない事が多いです。

しかし、現在では廃車買取業者は全国規模の会社も複数社存在しますので、自然と価格競争が始まります。

仮に1社にしか査定を依頼していなかったとしても、下手な査定額を提示すれば口コミなどで会社の評判を落としかねませんので、勝手に相場に近い金額で提示してくれるのです。

そのため、業界的にも普通に安心して査定の申し込みができるという特徴もあるのです。

Masa
Masa
これ意外だと思われる方が結構います。

 

不動車引き取りは先延ばしNG

ストップ

そんな不動車の引き渡しですが、一番お得な引き渡し方法が分かったとしても、なかなか重い腰を上げれずにズルズル後回しにしてしまう方も多いでしょう。

これが家電などの商品であればそれでも大丈夫なのですが、こと車に関しては先延ばしにするのはNG行為なのです。

税金や保険料は継続して請求される

あまり意識されていない方も多いかもしれませんが、車には自動車税や重量税などの税金に加えて、自賠責保険や任意保険など車体とガソリン代以外にもかなりお金が掛かっています。

そして、これらの費用は仮に車が故障などして不動車になっていたとしても、廃車なり譲渡なりしない限りは継続的に課税・課金がされてしまう費用なのです。

なので、面倒臭いからといっていつまでも不動車を放置していると、乗れもしない車のために毎年何十万円という無駄な費用が掛かってしまうのです。

これらの費用の請求を止めるには、その車を少しでも早く手放す必要があるのです。

逆に税金や保険料が返ってくる

また、これらの費用は基本的には先払い制で、1年や2年分を一括で先払いしているケースがほとんどです。

Masa
Masa
任意保険の場合は月額制も可能です。

そして、これらの費用の特徴として満期よりも早いタイミングで解約した場合は、車を手放した期間の費用については月割計算で返金してもらう事が可能なのです。

つまり、1ヶ月単位で返金額が徐々に減っていってしまうというシステムとなっていますので、やはり少しでも早めに行動して車を引き渡した方が、最終的に手元に残るお金が多くなるのです。

Masa
Masa
私も1台目の車の廃車の時に
この仕組みを知らず数ヶ月先延ばしにして、
大損こいた事があります(汗)

 

まとめ

車の査定の様子

もし車が故障や事故などで動かなく(不動車)なってしまった場合、一番お得に引き渡しができる方法は廃車買取の業者に申し込みをするという方法になります。

この方法であれば、自宅まで車を引き取りに来てくれますし、レッカー車の手配も代行、引き上げ費用も無料、そしてディーラーや中古車買取と違って車を買い取ってくれる可能性が格段に上がります。

陸運局などで必要な廃車手続きも代行してくれますので、不動車の場合は廃車買取に申し込みするという方法一択と言えるでしょう。

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