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廃車の買取

廃車の解体は持ち込み出来るが、実は何一つメリットは無い?その理由やお得な方法について

ボロボロになったり、高年式等で年々車検の料金が高くなってきたら、車を廃車にするか検討を始めると思います。

そこで、少しでも費用を抑える為に自分で廃車にする車を解体業者に持ち込みしようと思われる方もいるでしょう。

ここでは廃車の解体持ち込みに関する情報をご紹介します。

廃車の解体について

チェックリスト

まずは廃車にする車の解体に関しての基本的な部分から手続の流れ、自分で持ち込む場合の注意点などをご紹介します。

廃車の解体方法

廃車を解体するには、専門の解体業者に依頼する必要があります。

解体に必要な道具や施設を持っているからといって、自分で勝手に車を解体することは法律で禁止されています。

Masa
Masa
つまり、スクラップになっている車は
基本的には全て解体業者に渡っていることになります。

なので、自分で廃車を行うには解体業者への依頼は絶対に必要な手続きとなります。

廃車解体の流れ

車を業者に持ち込んで解体させるまでの流れとしては、以下の通りです。

解体の流れ

  1. 解体業者探し
  2. 解体業者に事前に電話等で予約
  3. 業者の施設に車の持ち込み
  4. 書類の引き渡し
  5. 解体
  6. 証明書の交付
  7. 陸運局で廃車手続き

自分で解体業者に持ち込む場合は、最初に対応可能な業者を探す必要があります。対応が可能な業者を見つければ電話やWebから解体の予約を行い、その日に自分で解体する車の持ち込みを行います。

そこで、その車が本当に自分の車かどうか、盗難車など犯罪に関連していない車であることを証明する為に、車検証などを提示します。また、解体の際にはリサイクル券を解体業者に渡す必要がありますので、事前に車検証などと一緒に保管されているか確認しておきましょう。

これらの確認が終われば、実際に業者に車の解体を行なってもらいますが、当日可能かどうかは業者側の作業工程次第となりますので、ここも事前に確認が必要です。

解体後は車が解体されたことを証明する書類としてナンバープレート前後2枚、そして移動報告番号と解体報告記録がなされた日のメモ書きを受け取り、これを陸運局での手続の際に提出します。

Masa
Masa
ちなみに軽自動車の場合は、
陸運局ではなく軽自動車検査協会の事務所で
行う必要があります。

注意

車を解体しただけで陸運局や軽自動車検査協会などでの手続きを怠ると、そのまま自動車税や重量税などの税金の課税が止まらず請求が続いてしまいます。
なので、車の解体が完了して業者から証明となる書類を受け取ったら、なるべく早めに廃車の手続きを行うようにしましょう。

普通自動車の廃車手続きの種類:永久抹消
軽自動車の廃車手続きの種類:解体返納

 

車の持ち込み解体のメリット・デメリット

2種類

続いては車を解体業者に持ち込むメリットと、反対にデメリットになりうるポイントについてご紹介します。

持ち込み解体のメリット

車の解体を業者に持ち込むメリットは、確実に車をスクラップにできるというポイントに絞られます。

というのも、自分としては廃車行きが決定しているような車を廃車の引き取りに出したとしても、意外と車としての価値が残っていて整備後に中古車として販売されるケースもあります。

なので、自分の車が中古車として市場に出回ることを良しとしない場合は、確実にスクラップになる解体業者への持ち込みがメリットとなります。

持ち込み解体のデメリット

反対に解体業者に車を持ち込む際のデメリットは、以下のポイントになります。

  • 自分で持ち込む手間が掛かる
  • 業者探しに時間が掛かる
  • 業者によって費用が掛かる
  • 不動車や車検切れは基本持っていけない

「持ち込み」という言葉の通り自分で解体業車のスクラップ工場まで持ち込む必要があります。これが一般的であればデメリットには該当しませんが、昨今では無料の引き上げが標準になってきている為、そういった点でデメリットとなります。

次にそもそもの話、対応可能な解体業者を探す手間がかなり掛かります。というのも、解体業者自体はそこそこの数が存在しますが、その中で個人の依頼に対応している業者が少なくなっています。その為、下手すると近くに1件も対応可能業者が存在しない可能性も考えられます。

そして、一番のデメリットが業者によっては車の解体に費用がかかってしまう点です。解体業者は依頼事に渡すリサイクル券を換金でき、更にスクラップにした車は鉄資資源として売ることができるため、基本的にそれだけで収益性を担保できます。しかし、業者の中にはそれに加えて手数料などの項目として数千円ほど費用が掛かるケースがあります。

Masa
Masa
もちろん全ての業者に該当はしませんが、
意外と費用がかかったケースも多いようです。

最後に故障やバッテリー切れで動けない車(不動車)や車検切れで公道を走れない車は、自走が出来ませんのでスクラップ工場まで車を持って行けません。これを解決するには修理や車検を受け直すという追加費用が掛かりますし、レッカー車を手配するにしても手配に費用がかかりますので、いずれにしても損になってしまいます。

 

廃車の持ち込みは基本的に不利

ストップ

前述でも少し触れていますが、今は廃車にする車の処理方法もかなり便利になっています。

その為、自分で解体業者に車を持ち込む方法というのは、手間もかかる上に金銭的に不利になるケースがほとんどです。

デメリットと紹介している項目もそうですが、とにかく持ち込み解体は良くて無料で依頼・解体が可能ですが、悪い場合は数千円の手数料が発生してしまいます。

そうなってくると、この後に紹介するお得に廃車を処分する方法と比較するとデメリット部分が全て解消されるので、車の持ち込み解体はとてつもなく不利な方法に分類されてしまうのです。

Masa
Masa
本当に便利な時代になりましたな。

 

持ち込み解体よりもお得な方法

おすすめの方法

ここまでに何度か触れてきた、自分で車の解体を業者に持ち込む方法よりもお得に処分できる方法について、ここからご紹介していきたいと思います。

廃車を買い取ってくれる業者がある

まず、そもそもの話、今の時代であれば廃車であっても買い取ってくれる業者が存在しています。

よく聞く話で言えば、車が古すぎたりボロボロすぎてディーラーに下取りに出そうと思っても逆に処分費用が請求されたり、中古車買取に査定に出しても査定拒否もしくは同様に処分費用を逆に請求されるというケースがあります。

そのような車であっても、廃車買取業者の場合は中古車ではなくあくまでも「廃車」を買い取るサービスですので、それらの買取とはそもそもジャンルが異なる買取サービスに該当するのです。

車の移動は丸投げ可能

廃車買取に依頼するメリットは他にもあります。

それは全ての廃車買取に該当する項目ではありませんが、基本的に大きな会社の廃車買取事業であれば車は自宅まで引き取りに来てくれるサービスが付いています。

もちろん、引き取りにかかる手数料は無料に設定されていますので、買取額から差し引かれることもありません。

更に言えば不動車などレッカー車の手配が必要なケースでも、無料で手配してもらえる業者も多いので、ここだけを見ても自分で持ち込みする場合よりも格段に手間が少なく、かつ出費を抑える事が可能となります。

廃車でも値段がつく場合がある

こういった業者は、中古車としてオークションなどに出品する手段だけではなく、日本では価値がないとされる高年式・多走行の車であっても、需要が高い海外へ輸出できる販路、鉄資源として取り扱える販路を抱えています。

なので、普通の中古車買取業者よりも高い金額で査定してもらえる可能性が高く、自分で持ち込みする場合よりも最終的に手元に残るお金を多くする事が可能です。

Masa
Masa
買取してもらえるし、
車も自宅まで取りに来てくれる。

その手数料も無料と、
本当にメリットの塊ですね^^;

 

まとめ

査定額

ひと昔であれば、廃車にしたい車を自分で解体業者に持ち込むという選択肢も確かにアリでした。

しかし、今はサービス内容も進化しておりますし、企業の多様性や販路の拡大、リサイクルといった資源の再利用など大きく環境が変わってきていますので、持ち込み解体にメリットはほとんどなくなってしまっています。

そういった意味では選択肢の一つがほぼ消えてしまっている状態ではありますが、代わりに我々車のオーナー側としては今まで処分に費用と手間が掛かっていた廃車が、逆にお金を貰ってしかも手続き代行や車の無料引き取りといったお得なサービスを受ける事ができるようになりました。

そんなデメリットが無い便利なサービスですので、今の時代では車を廃車にしようと考えている場合は廃車買取に査定に出すという方法が一番コスパの良い方法と言えるでしょう。

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